2019年8月26日月曜日

ここ数日、すっと冷えた風が吹いたりしてとても気持ちがいい。

秋は一番好きな季節だ。
お盆を過ぎた8月の終わりの冷えた空気感と
浮かれた夏が終わって落ち着いていく感じがとても好きだ。

とはいえこの数年、いつまでも暑かったりして、
この大好きな風を味わったのはものすごく久しぶりな気がする。

アタマが、身体が、動きやすくなる。

やりたいことは山ほどある。
がんばるぞー。


2019年8月18日日曜日

2019年8月12日月曜日

毎日ギラギラ

梅雨が明けたから暑中見舞いを、と思ったらもう残暑見舞いの時期でした。
ギラギラの日々だなあ。


2019年8月5日月曜日

森の悲鳴

山に行ってきた。

そろそろ山に行きたいなー、と思っていたところに、許可がないと入れない森に行けるという企画があったので、ハイキング気分で申し込んだのだ。シカの食害の調査をしているとか植生回復に向けて取り組んでいるとか書いてあったものの、なんか全国的に大変なんだろうなあ、くらいの遠い気持ちにしか感じるヒマもなかった。

お気楽にバスに乗せてもらい、山に向かう。林道に入って外を眺めているうちに違和感を感じ始める。木々に虫食いがやたらと多いのだ。レースのように穴だらけの葉っぱや、茶色いマダラ模様に枯れた葉っぱ。畑の野菜ならともかく、普通の「森」でこんなに全面的な虫食いってあったっけ?

ふと、見覚えのある葉っぱが目に留まる。アセビだ。毒があるからシカは食べないのだが、学習してないヤギたちが食べてしまって食中毒を起こした忌まわしい記憶がよみがえる。

バスを降りて山道を歩く。しばらく歩くうちにまた強烈な違和感を感じる。

あれ?森ってこんなにパサパサしてたっけ?

違う。森の地面はもっとフカフカしていて、しっとりした呼吸のような湿り気に満たされていて、今の季節ならもっとたくさんのいろいろな植物が葉を広げていたり、或いは水辺の近くならいろいろな形のコケがせめぎ合っていたり、とにかく山道を歩いていたら次々と植物や生き物が静かに、でもエネルギッシュに「生きてます」オーラで話しかけてくるんだ。沢の近くならびっしりとしたコケの絨毯の上を足長のザトウムシが音もなく歩いていたり、突然カエルが飛び出したり。日当たりの良いところならのびのびと葉を伸ばし、時々それぞれの違う形の小さな花をひっそりと咲かせていたりする。そんな生き物や植物たちに出会い、その息づかいを感じることが、森を、山を歩く楽しみなのだ。

なのに、いない。

見上げたら太い幹の立派な木がたくさんあって深い森のようなのに、足元がはげ山に作った公園みたいだ。

なるほど、と思った。

これがシカの食害か。

これは相当重傷だ。


いつも、森や山に来ると元気が出た。
それはきっと、数え切れないほどの命がひしめき合い、息をし、活動している生命感に触れることができたからなのだろうと思った。この森は、死にかかっているようにしか感じられなかった。いつも森の散策のあとに感じていたような元気は、出なかった。

助けてもらおうと思って森に来てみたら、逆に助けを求められてしまった。

こんなことは、これまでなかった。
山や森には、いつも助けてもらいっぱなしだった。
行けば、いつでも助けてくれると思っていた。


私はどう考え、どうするべきか、考えている。