2019年11月25日月曜日

メメント・モリ

ずっとびっちり取り組んでいた仕事に大きな区切りがついた。
少し、一安心。

忙しくしていた間に、大切な人が亡くなった。

あまり悲しむ時間もないままに信じられないような思いを抱いたまま過ごしていたけれど、仕事のことが抜けた途端に、そのことが大きく襲ってきた。

私にとって大きな存在感を持つ人だったけれど、社会的な関係は薄かったのでお葬式に出ることもなく知らせを聞いただけだった。人は社会的な動物なのだな、ということを痛感する。

ようやく、きちんと、悼む夜。

もう一度、会いたかった。






2019年11月17日日曜日

冬支度

夏物の服やシーツを洗濯して、灯油の準備をした。

冷えた朝に霧が下りる。
水気を含んだ町は色が深まり
草木はくっきりと色を輝かせる。

進む季節を感じる。
その新鮮さが、好き。





2019年11月10日日曜日

外に出る

やっと外に出た。

天気も良くて、久々に幸せな気持ちを感じた。

広いところに行って、風を感じる。
街を歩いて、人々の空気を感じる。

大切な時間。



2019年11月4日月曜日

澄んだ、夕暮れ


気持ち良い秋だなーと思ったのもつかの間、なんだかぐっと寒くなってしまった。

最近、「諦める」ということをよく考えている。
若い頃は時間も体力も限界なんて見えてなかったからとりあえず「あきらめない!」って言ってられたけど、これだけいろいろ試したりやってみたり限界のふちが見えたりすると、ここまでやってダメだったんだから諦めるか、と思えるようになってきた。

それは特に否定的だったり後ろ向きだったりするわけじゃなくて、納得できた、という感覚に近い。その道を諦めることができるからこそ、違う道に迷わず入っていける感じだ。

そうやってひとつひとつていねいに選んでいる道が、自分の道なんだなあ、という気がしている。