まとまらないままにいくつか。「タイポグラフィの基本ルール/大崎善治 著/ソフトバンククリエイティブ株式会社 発行」に打ちのめされている。なんというか、最初に「はじめに」のページを開いたとたんに衝撃を受けた。
美しい。
あまりにも久しぶりな感覚。紙の白さ、質感、余白、文字組、なにしろタイポグラフィの基本ルールというくらいの本なのだから、当然それらをすべて考え抜かれている紙面なのだろうけれど、理屈の前に一目見た瞬間美しかった。なんかもう、目次までいった段階で泣きそうだった。
もうひとつは、以前、小林れいさんからかさこさんのセルフマガジンというのを紹介されていて、おもしろそう!よし私もいっちょ作ったるか!と思って始めたのに思いがけず苦戦してる件。まずはかさこさんのセルフマガジンを読ませていただこうと申し込んで、それが届いたんだけれど、もうなんか、読んでるうちに笑けてきた…(決して笑う内容ではありません…)。なんというか、熱い思いのバズーカ・ズガガガガガガガガガガガガガガみたいな感じで、もう、来た。思いが、来た。
なんというか、うれしいのとうらやましいのと…なんだろ? やっぱり気持ちがいいよね。ストレートなぶちまけ感というのか。
自分のセルフマガジンづくりが行き詰まった理由は大体わかってて、要は自分をどこまでどういう形でぶっちゃけたらいいのか問題なんだな。自分個人としてはもう洗いざらいぶちまけちゃった方が楽な気がするけど、自分のことをさらすことが自分だけの問題にならない部分はやっぱり悩んでしまう。あまり美しい経歴じゃないからなあ。こればっかりはもう、自分で決めなきゃならないのでもうちょっと整理します。でもまあなんか、できそうな気はします。がんばる。
もうひとつは、あれ?自分、なにも作れてないな?! 問題。やらねばならぬことに追われることに慣れすぎて、創る時間ができていたのにそういう時間の使い方を忘れてしまっていた。そもそもなんというか、「感性」というものを働かせることを封印し続けていたから働かせ方を忘れてしまっていた。
ということに昨日気がついて、今日はそいつを引っ張り出してみた。ちょっとずつ、感覚が戻ってくる感じがある。ほっとする。これはもう、リハビリみたいなもんだな。
今頃こんなことやってて大丈夫かいなとは思うけれど、その工程を飛ばしてできるもんならとっくにできているわけで、焦らず(焦るけど)確実に進むしかないと思って進めます。
このwasabiさんのトークにものすごく励まされている。(絵のモデルはこの動画から)ぎこちなく、ひとつ、ひとつ、確かめるような話し方もすごく染み入る。
というわけで、テツカのぐちゃぐちゃの足掻きっぷりをさらしてみました。ちゃんと立て直してみせるぞ。キッ。