2020年4月19日日曜日

小さな自分にできること

新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金にささやかな支援をいたしました。

こういうことをサッとできたらカッコいいよな、と思うのですが、私は疑い深くてビビリなので、こういう騒動に紛れて詐欺団体に寄付しちゃったらどうしようとか、あっちとこっちの寄付はなにが違うんだろう、ここに寄付したらこっちにも寄付しないとダメなんじゃないだろうかとか、そもそも自分の生活だって余裕あるわけじゃないのにとか、えい、思い切ってこの金額を、いやしかしそれちょっと出せないわけじゃないけど辛いかもとか、うだうだうだうだと悩んだ末、ようやく行動できました。

医療や福祉の現場というものを、子供の頃から近しいものとして感じながら生きてきました。

現場の方々は、目の前の、データではない、生きた人間として患者さんや利用者さんと向き合っています。その場では、本当に自分の人間力をフル稼働して対応されていると思います。現場には、いる人・ある物しかありません。それがあるべき状態でなかったとしても、その、いる人・ある物での最大限の対応をせざるを得ない状況にあると思います。

生きた人、というのは、感情も痛みも優しさも残酷さもある、自分と同じ強さと弱さを持った生身の人間です。医療や福祉の現場担当者の方々は、そういった生身の自分と相手の波に寄り添いながら、科学的倫理的な理性に基づいて、さらにその専門職である責任感に基づいて、おそらく自分の限界をやや超えながらも対応されていると思います。

そういう現場に想いを馳せた時、せめて、せめてなにか少しでも力になりたいと思って、今回このような支援をさせていただきました。

少しでも早く感染を収束できますように。